ソアラZ30系とは

ソアラZ30系とは、ソアラの三代目のことです。ソアラのエンブレムは、グリフォンをイメージとして作られたものです。ソアラとは、トヨタ自動車が生産していた最高級のスポーツクーペのことです。ソアラの初代と二代目は、バブルの絶頂期の1980年代後半で、大人気の車でした。三代目(ソアラZ30系)のモデルは、1992年からトヨタの高級車専門販売の「レクサス」で北米などの地域で販売が開始されました。これに伴って日本国内でも2005年から、ソアラを取り扱っていた「トヨペット」などから「レクサス」に取り扱い店が変更になりました。これによって、ソアラという名称も『レクサスSC430』という名称に変更なってしまい、ソアラという車名は消滅してしまいました。

ソアラZ30系の紹介@

三代目(ソアラZ30系)は、初代や二代目とはあまり共通点のないモデルとなりました。三代目(ソアラZ30系)のデザインは、アメリカで行われました。三代目(ソアラZ30系)のボディーサイズは、初代や二代目と違って大きく拡大されました。三代目(ソアラZ30系)のエンジンのラインナップも初代や二代目とは変わって、ターボチャージャー付きガソリンエンジン型直6・DOHC・2500ccツインターボ(280ps)とV型8気筒ガソリンエンジン型V8・DOHC・4000cc(260pc)の二本立てになりました。車がカーブなどを走る時に傾かないようにするためのアクティブサスペンションも搭載されていました。アクティブサスペンションが付いている三代目(ソアラZ30系)の価格は、新車で車両の本体価格だけで750万円もしていました。

ソアラZ30系の紹介A

三代目(ソアラZ30系)は、アメリカで『レクサスSC』として販売され、先進国のアメリカでは高い評価がありました。しかし、日本市場での評価は日本国内のクーペ市場が衰退していたり、当時の日本人の感性にデザインが先進的過ぎて合わなかったりして、あまり高い評価はありませんでした。しかし、トヨタ自動車は低い評価に負けず、マイナーチェンジを繰り返しました。その結果、今の中古車市場ではかなりの人気があり、三代目(ソアラZ30系)の後期型といわれているモデルは、かなりの高値がつけられています。その理由には、人気もありますが、三代目(ソアラZ30系)の後期型が発売された時代は、あまり高い評価がされていなかったため、販売台数も多く出ずに廃盤になってしまったことがあげられます。今でも三代目(ソアラZ30系)の後期型を探している人は、かなり多くいます。

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